
こちらはTokyo Academicsが提供する大学出願プロセスについての記事の第2回目です。どうしても混乱を招きかねないプロセスですが、ある程度明快な道筋をお示しできることを願っています。
- 概要
- 大学が求めている人間とは (今回の記事)
- SAT/ACT いつどのように考えるか?
- GPA いつどのように考えるか?
- Xファクターとは何か?
- 入試小論文
- 推薦状
- 大学とのマッチング
- 自分に合った専攻についての考え方
- 学校訪問
- 学習習慣
今回の記事では、大学が求めている五つの重要事項について一般的な考察をします。続く記事で各分野を深く掘り下げます。
学校での成績(所属クラスでの位置/GPA)これは重大です。まず全般に当てはまること。(1)高ければ高いほどいいのは当たり前ですが、より重要なことは全体のなかでの相対的位置です。(2)その位置やGPAが高くない場合でも、成績が向上線を描いていれば非常に有効です。(3)GPAが高くない場合でも著名大学への入学は可能ですが、テストの成績やその他の要素が非常に優れることが必要になります。
標準テストの得点(SAT/ACT、など):大学出願に際して通常2番目に重大な要素です。学校での成績と合わせて、試験成績の結果で特定の大学に入学できる見込みがどれくらいか、かなりの精度で分かります。いくつかの大学についてGPA、SAT/ACTの得点と出願結果の相関関係について、参考資料2、3、4、5を参照してください。(出典:Cappex.com)
Exhibit 2: Princeton University Exhibit 3: U. of Washington
Exhibit 4: U.C Irvine Exhibit : Texas A&M
前にも述べたとおり、得点の絶対値は重要ですが、何パーセントのランク内にあるかがもっと重要です。たとえば、SATの科目テストの場合、SAT数学テストⅡで800点中満点の800点はそれ自体素晴らしいことです。しかしパーセンタイルにすると91に過ぎませんから、実際のところ800点の高得点はめざす目標点になります。分子生物学では、760点が90パーセンタイルですから、数学Ⅱで800点と同じという意味です。
小論文:これはデータ数字以外に自分のアピール点が何かを大学に伝えるよい機会になります。数字で表わせない自分のよいところはどんなところか。創造性、リーダーシップ、大人にふさわしい態度が見せられるか。自分がなぜ他の人とは違う異色の人間であるか、自分の出願大学にちょうどふさわしい人間であるのはなぜか。すぐに分かる基準はこうです。
- スペルミスや文法ミスはなくす。異論はありません。
- 論文の構造、文の流れ、語彙選択がきちんとできていること――教授陣は一緒に学び学修を評価してみたい学生かどうかを見定めています。
- 言葉でなく、実際に見せてください。具体的な詳細を、特に自分の行ったことの詳細を小論文で提示しましょう。抽象的に言っても説得力はありません。自分が何をしたかではなく、考えが分かるだけですから。
小論文については後の記事でさらにお話します。
Xファクター:あなたが行ったことで特に顕著なことは何か?以前の記事では、すべてを何でもかまわずに取り組むのではなく、いくつか学習以外の趣味や興味に焦点を定めるべきだと述べました。あなたが本当に情熱的に集中したのであれば、それは優れた成果として明らかになっているでしょうか?
- あなたは影響力のある組織のリーダーですか?
- あなたは楽器を演奏する際に偉才をはなっていますか?
- あなたは楽器を演奏する際に偉才をはなっていますか?
- 何千回もダウンロードされたiOSアプリを作成しましたか?
あなたが何かに情熱的に関心を寄せているなら、どのようにそれを見せますか?
推薦状:大学側は非常に真面目に推薦状を受けとめます――あなたの性格と人格を客観的に評価したものだからです。ほとんどの大学は、2人の教員の推薦書と1人の進路指導担当者の推薦書を求めています。そのため、早期に教員と指導員に接触するようにしてください。それら教員と担当者にとって出願プロセスがより簡単になるよう配慮しましょう。出願書類や封筒はもちろんですが、役立ちそうなすべての資料を用意し、出願の締め切りよりもかなり前に提出することです。推薦状は無から書けるわけではありません。先生方は、あなたと直に知り合った経験を参考にするだけではありません、あなたが推薦状に盛り込もうとする物語を理解してもらえるよう手助けできれば、彼らは作成作業に喜んで一緒になって取り組んでくれるでしょう。
次のいくつかの記事では、これらのセクションについてより深く掘り下げていくつもりです。準備しておいてください!